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西宮教会

(設立:1956年9月)

 

 

1.沿革

 

1945年8月から武庫川教会に出席していた西宮・宝塚の婦人たちは、子女たちの教会出席(交通不便ー当初、西宮と尼崎の間、武庫川を橋がなく、信徒達は国鉄の線路を渡って行き来していた)と信仰教育を念願し、西宮に教会を建てようという目標を立て李月仙伝道婦人の主導で順番に信者の家庭で水曜祈祷会を別に守り伝道活動を開始した。

 

在日西宮同胞は、解放直後の混乱の中で、あらゆる手段で必死に生活を維持する反面、日帝の差別抑圧と文盲のつらさの中で、希望をもち共に皆で教会に集まり始めた。このオモニたちの熱烈な信仰は、まず最初、夫たちを教会に導き伝道することに成功し、信仰家庭形成にも力を注いだ。

 

本教会の信仰底流には、当時武庫川教会担任牧師であった故崔正洙牧師の厳格な宗教教育と信仰訓練があり、その信仰の質と基礎が確立されていった。
 

祈祷所は、移転をするようになり、結局、民団事務室(西宮市芦原町4-19番地)を買収した。そこが宣教基地になり伝道所として発展していった。

担当教役者は、初代は、尹宗銀(1958年〜1979年5月)、二代目は、李炳球(のち牧師1970年2月〜1978年4月)、三代目は、金得三牧師(1979年3月から1993年)、四代目は、鄭寿天(1993年〜2010年5月)そして(2010年6月〜現在)、金承煕牧師である。

教会の歴史中、大きく分けて3回の大きな試練があった。教役者問題、教会堂建設問題、阪神大震災の苦難の3つである。しかし、このような試練の中におかれても、教会信者がひとつとなり、『キリストのからだなる教会』を守り、信仰活動、伝道活動をささえてきた。

 

 

 

 

 

 

2.略史

 

1945年 8月      祈祷所開設

1956年 1月      武庫川教会から分立承認

1956年 7月13日   関西地方会から伝道所の承認を受ける

1956年 9月11日   宗教法人認証受ける

1958年 4月

1961年 6月11日   宝塚教会と合同決議

1961年11月17日   西宮芦原町1−19番地の50坪を買収

1962年 3月 4日   教会堂を新築(西宮市中殿町4−33)して10月16日に献堂式を挙行

 

 

 

 

 

 

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